またまた百名山に行ってきたよ。
平日ということもあり、僕一人でなんだけど。
結論から言うと、雲の中にずっといるような登山だった。
つまり、どこを見ても真っ白けっけ。
だからって、つまらなかった訳ではない。
展望は一切なかったにもかかわらず、なんとなく気持ちが良い歩きになった。
もっとも気持ちよかった石丸峠
朝早かったせいもあり(9時前くらい)、通る人がだれもおらず、風の音だけが聞こえた。
しばらく腰を下ろし、流れる雲を見ていた。ってそれしか見えない。
ガスがない時の景色はどんなか分からないが、この場所には必ずまた来たい。
なんとなく、心が浄化される。
こんな気持ちになるのも、山の醍醐味なのかもしれない。
女性一人が上日川峠のほうから登ってきた。
「真っ白ですね」と声掛けあいながら、僕はその場所を後にした。
大菩薩嶺頂上(2057m)
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朝の7時に大菩薩嶺頂上に着いた。
危うく、頂上まで行かずに、大菩薩峠に行ってしまうところだった。
20分ほど進み、ようやく頂上に向かっていないことに気づいた、遅い。
コーヒーとアンバターパンで朝食とした。
誰もいないから、こんな写真も撮れる。
これこれ、字が消えているから注意して!
右の大菩薩だけを見て、突き進んでしまった、あたくしざんす。
本日のお昼ごはん
サッポロ一番みそラーメンに卵を落としたもの。
2回目の大菩薩峠にていただく。
やっぱりラーメンは汁を飲み切るのがつらい。
カレーライスがいいわ。
そのほかの風景
鹿がけっこういるの。
登山者たちには物珍しく嬉しいけど。
植物を荒らす、山を守る人たちにとっては害獣のようだね。
立派な角を持っていたよ。
木々も色づき、登山道も落ち葉の絨毯のようになっているところもあった。
ガスガスガスガスだったので、見せびらかしたなるよな写真は撮れなかった。
感想
大菩薩嶺の登山コースは穏やかな山道。
岩々していないし、鎖やロープと言ったものもない。
僕はこういう道が好きなんだということにあらためて気づかされた。
誰もいない山の中でポツンの一人になれることって、素晴らしい展望を眺めると同じくらい素敵なことなのかもしれない。
天気が良くない日に一人で山に入っていくのも悪くない。
家族で行くなら、やっぱ快晴がいいけどね。
最初にも書いたが、石丸峠に風の音を聞きながらボンヤリしていた時間は、僕の心にとても強く刻まれた。
僕もちょっと、大人な登山に近づいてきたのかもしれない、あはは、なんつって。
年取っただけなんだけどさ。